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運気アップは本物?財界・芸能界の大物が通う山本印店とのご縁(その2)

「続きます」と謳っておきながら、すっかり時間が流れ
もう忘れられているかもしれません。
「運気アップのハンコ屋」として
財界や芸能界の大物がこぞって通う
東京・三宿の山本印店に行きましたレポートの続きです。

ご興味のある方は、前回の記事からお読みいただければうれしいです。

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さて、奇跡的に電話がつながり
指定された時間に山本印店に向かった私。

ネットの書き込みなどを見ると
とにかく店内が狭い、という記述が多い。
店主の山本桃仙さんと、受付・事務担当の奥様
ハンコをつくってほしい客が入るともう満杯なのに
次の順番の人が店内で待機するシステムなので
必然的に前の人の相談が丸聞こえになってしまうらしい。

他人に聞かれて困るような話を自分からふらなければよいのではないかと思うが
そこは、「見える」桃仙氏。「見えた」通りに話してしまうので
「あわわわ……」となってしまう人も多いようだ。
まったく躊躇しなかったわけではないが
「自分以外はすべてモブキャラ」と思い込んでいた傲慢な若い頃を思い出し
「なんでもこいや!」という意気込みで山本印店に向かった。

最寄り駅からは少し歩く。
かつては、高級車で店に横付けする光景も見られたらしいが
バブルは遠くなりにけり。
SDGs時代は公共交通機関で行くのがベストだ。


しばらく歩くと、ネットの書き込み通り、黄緑の三角ビルが見えてきた。
運気アップは本物?財界・芸能界の大物が通う山本印店とのご縁(その2)_f0326207_11000417.jpg
「予約制とはいえ、店の前に長蛇の列」
「店前をたまたま通りかかった人や、わざわざ店を見に来た人が記念撮影しまくる」
光景を予想して行ったのだが、果たして誰もいない。

「こんにちは〜……」
と恐る恐るドアを開けると、店内にも誰もいない。
名前を告げると、メモ用紙にフルネームと生年月日を書くように言われた。
いま使っている印鑑をすべて持って来るように言われていたので、それも出す。

しばらく待つと、桃仙さんが姿を現した。

まず、おもむろに私が持って来た印鑑の「鑑定」をはじめた桃仙さん。
印鑑を見ながら「お仕事は、どんなことをしているの?」と聞かれたので
「ライターです。おもに、インタビューをして記事を書く仕事をしています」
と答えると
「あなたに合っているね。いいね」
と太鼓判を押してもらい、うれしくなる。

すると突然、
「あなた、料理にうるさいでしょ」
と印鑑と私を見比べながらおっしゃるではないか。
「あ〜……。グルメではないですが、食べるのは好きです」
と答えると、
「家でも料理はするの?」
「いや、しないです。食事は夫がつくるので」
「ああそう! それは一番いね! いいご主人だね。それはよかったね〜」
となぜかべた褒め。
これは夫を褒めているのか、それともそういう人を夫に選んだ私を褒めているのか。どっちもか(←図々しい)。

仕事は旧姓でしているので、戸籍の名前でした方がよいのか尋ねると
「仕事は今(旧姓)のままでいい」とのこと。「そのほうがいいよ」とも。
仕事は戦場、と考えたら、いま使っている仕事ネームは戦うにふさわしい名前なのかもしれないと勝手に解釈する。

今回山本印店を尋ねた理由は2つあった。
1つは自分がこのまま仕事を続けていくことへの後押しがほしかったこと。
もう1つは、生きるのが難しいASD気質の息子たちへの助言を誰かにしてほしかったことだった。

数年前に、やはり「運勢を好転させる」と有名なハンコ屋さんに
お守り代わりにと息子たちの印鑑をつくってもらったことがあった。
本当はこの日、桃仙さんにその息子たちのハンコを見てほしかったのだが
不思議なことに家中を探しても、どうしてもその印鑑が見つからなかった。
そのこともお話すると、私の顔をじっと見ながら
「なくなったハンコね、それを使わせたくないから見つからないんだね。
(息子たちは)あなたのご先祖様に守られている。
すごく大事にされていて、とてもいいね」と、桃仙さん。

「2人とも普通の人が考えないことを考える子たちでしょ。感覚がするどいだけ。それが役に立つ時がきっとくる。
最終的には、あなたが納得する優秀な人として世の中に出ていくから、大丈夫」
とやさしく言っていただいた。

まわりが何を言っても構わないから、本人がやりたいことをやらせるのがいいよ。
普通の人にない能力を持っているんだから好きにさせればいい。

とも言っていただき、少し気持ちが軽くなった。

私がこの日、山本印店に行くことができたのは「母方の祖先」のお導きらしい。「母方の先祖があなたを今日ここに越させた」と桃仙さんに言われた。
この先の私の人生を考えて、多分、母方の祖父が導いてくれたのではないかと思う。

「年齢的なことを考えたら、今ここしかない。
失敗したほうがいい場合もあるからね。
最終的には国が面倒みますから、やってみたらいいよ」
と、無謀なんだか大丈夫なんだかよくわからない助言も。
「決めるのは自分ってことですよね」と若干投げやりな気持ちで聞くと
「でもね、あなたはね、生き方がとても淡々としていていい。
ものすごくまわりに気を遣っているわりには
自分の好きなように生きているよね。その生き方はすばらしいね。
人が気がつかないことに気がつく人だから
それがこれから先の人生にすごく役に立つ」
と力強く言っていただいた。

ここまで20分。軽い(重い?)カウンセリングのようだ。
そして、「次の人」は一向に現れず、完全貸切状態が続く。

そしてここへきてようやく
「今日はハンコつくりにきたの?」
と聞かれた。

そうです〜〜〜!! 最初からそう言ってます〜〜〜!!!

と言いたい気持ちを抑えつつ、「はあ…」と曖昧に笑ってしまうダメな日本人。
「まさか、ここまで来て『いまは作れない』と言われたらどうしよう」と思わないでもなかったが
「仕事は続けるんでしょ? いまの(旧姓)でつくればいいね」と言われてひと安心。

「仕事は続けてください。あと、食べることも好きでしょ(←2回目。また言われた)
それも仕事になるから。がんばって」

そのあと「つまらないことを話しますが」という前置きのあと、すごい啓示をくださったので、覚え書きも兼ねてシェアします。

「あなたはね、わけのわからない料理をつくるのが得意だから、その感覚を活かす仕事をするといいね。
感覚的に本当の味を知っている。それを活かした仕事をするといい。
一見めちゃくちゃだけど、できてみたら意外においしい。
そういうのをぜひ仕事にしてください。
あなたは自分ではお気づきではないけど、あなたのつくる『わけのわからない料理』は世の中の役に立つ。
世の中がおかしくなっている今、あなたの料理が役に立つ」


この「わけのわからない料理」
どう解釈したらいいんだろう。印鑑ができあがるまでの私の課題だ。

あと、個人的に「えええええ!なんでそこ知ってる!!!???」
と、どびっくりなアドバイスもいただきましたが
個人的すぎるので、ここでは割愛。
神がかっているのにちょっとおちゃめな桃仙さんの貴重なカウンセリングはこうして終了しました。

最終的に、30分近く完全貸切でお話できたことも奇跡でしたが、
このあと、知人から「最近はご高齢のため、桃仙さんご自身が店頭に出ることは少なくなっている」と聞きびっくり。
「え! 娘さんじゃなくて桃仙さんに印鑑つくってもらえたの? しかも貸切なんてすごい」
と、強運ぶりに驚かれました。そうか、超絶ラッキーだったのか。
じいちゃん、ありがとう(知らんけど)。

印鑑をつくって、仕事は、そして息子はどうなったのか。

多分あと1回くらい、続きます。乞うご期待!(自分にプレッシャー。笑)

**********
山本印店
http://www.yamamotointen.com/
東京都世田谷区池尻2-37-13
03-3421-8462
田園都市線池尻大橋南口より徒歩5分
国道246号線三宿バス停前











# by edison_bb | 2022-05-29 14:28 | 特別な一日

運気アップは本物?財界・芸能界の大物が通う山本印店とのご縁

「運気アップのハンコ屋」として有名な山本印店に行ってきました。

この店に行けること
店主の「ご神託」を聴けること
そして、店主に印鑑をつくってもらえること。

そのどれもが、本当にご縁のある人しか実現できないといわれています。

山本印店とはなんなのか。
なぜ、人は山本印店を目指すのか。

ご縁を必要とされている方のお役に立てたら嬉しいです。

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山本印店は、東京・三宿にある小さな印店だ。
この店で印鑑をつくってもらうと運気があがると
都市伝説のように語られている。
財界や芸能界にもファンが多く
成功している経営者の多くが同店の印鑑を使っているという噂もある。
運気アップは本物?財界・芸能界の大物が通う山本印店とのご縁_f0326207_10595857.jpg
店主の名前は、山本桃仙。
70年以上のキャリアを持つ、ベテラン職人である。

山本印店はその名の通り、印鑑の制作・販売を行っている店だが
誰もが行けるわけではない。
そして、行ったからといって、誰もが印鑑を作ってもらえるわけでもない。

「選ばれた人のみが行くことができ
かつ、選ばれた人のみがハンコを作ってもらえる」

そんな特別感がプレミア度を高め
さらなる伝説を生み出しているのかもしれない。

かつては予約もできず
同店のある三宿バス停付近には長蛇の列ができていたという。
いまは完全予約制で、
月曜から木曜の正午から、電話で翌日の来店予約ができる。
こちらから時間を選ぶことはできないので
「明日の午後ならいつでも行ける」
という日に電話をするしかない。

しかし、この電話がくせ者だ。
12時ジャストからしか電話受付は始まらないのだが
12時に電話をしても「ツー、ツー」という話し中の音がむなしく響き続けるだけ。
やっとつながった時には「明日の予約はもう終わりました」と言われてしまうらしい。

「そうは言っても、印鑑をつくりたい人がそんなにいるわけないし
何回かかけたら通じるでしょ」
と、余裕で電話をかけてみたが、もちろん通じない。
通じないと、ますます電話欲が高まるのは言わずもがな。
取り憑かれたようにリダイヤルし続けたものの
BTSのチケット並みにつながらない。
12時から電話をリダイヤルし続け、13時半につながった時は涙ぐみそうになったが
あっけなく「もう終わりました」と言われ、会話は終わった。

通話履歴を見たら、数百回かけていて
ほかの履歴がすべて消えていた。
おそるべし、山本印店。噂は本物だったのだ。

少しでも情報を得ようと、ネットで調べまくると(←先に調べてからやれ、って話ですよ、ホント)
数年越しで電話がつながった人もいるらしい。
たった1日で予約取ろうだなんて、図々しいにもほどがある。
長期戦に切り替え、山本印店への予約をライフワークにしようと誓った翌週
「おお、そうだ、ライフワーク」と電話をしたら
なんと1分でつながってしまった。
「明日13時に来れますか?」
と言われ、「行きます、行きます」と即答。

果たして、印鑑はつくってもらえるのか。

続きます。

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山本印店
http://www.yamamotointen.com/
東京都世田谷区池尻2-37-13
03-3421-8462
田園都市線池尻大橋南口より徒歩5分
国道246号線三宿バス停前

# by edison_bb | 2022-05-02 11:26 | ささやかな日常

アベック通りと桜の記憶

アベック通りと桜の記憶_f0326207_12284474.jpg
「アベック通り」と呼ばれるお堀端の桜並木
いつか好きな人と手をつないで
ここを歩くのが夢だった
────────────────────────
毎年桜の時期は
ざわざわとこころが騒ぐ。
散り急ぐ花を見なければと
妙に落ち着かない気持ちになる。

1年の半分を雪と曇天の空の下で過ごしていた頃
春が来るのがほんとうに待ち遠しかった。
桜はお別れの象徴でもあるけれど
潔い散り方に
人生の心意気を教わった気がする。

好きだったのは、桜の下を毎日歩いていた思い出。
「アベック通り」と呼ばれる桜並木の下を
好きな人と2人で並んで歩く
そんなささやかな夢をみていた、あの頃の記憶。
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# by edison_bb | 2019-04-08 12:46 | 感じたこと

いつかきっと

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いいことは 簡単に嫌なことに変わる
人生 思い通りにいかないことばかり
だけど いつの日かきっと
みんな いい思い出になる
────────────────────────
ずっと続くと思っていたことが
ある日突然終わりを迎えることがある。

永遠は叶わない
永遠の愛
永遠の若さ
永遠の繁栄

昨日まで仲の良かった恋人と別れたり
病気や突然のアクシデントによる別れ
大企業のまさかの倒産


寄りかかっていたものを失った時
人はそれでも、前に進むしかない。

今は何も見えなくても
その先に必ず、光はあるから。
いつかきっと_f0326207_07514322.jpg



# by edison_bb | 2019-03-06 08:40 | 感じたこと

希望の先の未来

希望の先の未来_f0326207_18284389.jpg
シャンパングラスに夕陽が満ちる
バラ色に染まる空気を飲みほして
絶望もいつか希望に変えてみせる



忘れたいと思うことほど忘れられない
忘れたくないと思うことは
こんなにも簡単に忘れてしまうのに


起伏の少ない人生を送っているわたしでも
死んでもいいか、とやさぐれたことがある。

大失恋をした時と、就職試験にすべて落ちた時である。

戦場で生きるか死ぬかの生活を送っている人や
命を懸けた仕事をしている人からは
「バカやろう」と真剣に怒られそうだが
アリのように小さな世界で生きているわたしには
人生を揺るがすような「事件」だったのだから仕方がない。

心が死にかけた理由は
自分という人間の存在意義を
100パーセント完全に否定されたから。
いや、正確には「否定されたと思った」から。

真実はどうであれ、自分が「そう思って」しまうことが問題なのは
世界は自分の思い込みでできているからで
自分の思った通りのことが、逆に現実世界に影響してくる。

「自分は愛されないダメな人間だ」
「自分なんか、誰にも必要とされない」

という「思い込み」は
やがて、本当に「誰からも愛されない人間」「誰からも必要とされない人間」をつくりだす。


人間を生かすのは食料と環境、そして希望である。

ホロコーストを生き抜いた人たちは
みな一様に「希望」が生きる糧だったと話している。

絶望のなかに、一筋の光を見つけること
その光を見失わないこと。

永遠の思春期だと思っていたら
いつのまにか江戸時代の平均年齢をはるかに超え
あとは「余生」を送る年齢になってしまったけれど
いつまでも希望は失わずにいたいと願う。

Where there’s hope, there’s life. 
It fills us with fresh courage 
and makes us strong again.
(希望がある場所に人生はある
 希望は人を強くし、立ち向かう勇気を与えてくれる)
  ──Anne Frank (アンネ・フランク)




なんて、大げさに美辞麗句並べてみたのは
仕事終わらなくて切羽詰まってるだけなんですけどね。
さっさと終わらせて恋でも始めよう(←希望)
Que sera sera
Demain n'est jamais bien loin!
(なるようになるわ
 明日は決してそれほど遠いものじゃない)


希望の先の未来_f0326207_15361692.jpg
南の島の美人ヤドカリ





















# by edison_bb | 2018-08-08 15:45 | 感じたこと